理学研究科の新教育プログラム「MACS 教育プログラム」はじまります!
キックオフシンポジウム開催
数理科学は理学の研究分野の1つとして独自に発展を遂げているのみならず、自然科学を記述する言語として理学研究の根幹を支えています。また、皆さまもご存知のように暗号、ビッグデータ・AIなどに見られるように最新の数理科学の応用が社会の変革を促す起爆剤になっています。これは抽象性・普遍性という特質を持つ数理科学という学問分野の幅広い「水平展開力」によるものといえます。理学のいろいろな分野の研究がそのような数理科学と邂逅することで思ってもみない分野が生まれ、それが社会に大きな変革をもたらすかもしれません。
私たち理学研究科では、数理科学の持つ普遍性と水平展開力を活かして、理学5分野を横断する融合研究を意識的に推進し、狙ってもできない新たな学問分野の自発的創出を促すともに、分野横断的課題の発見と解決に学際的な視点から取り組むことができる優れた若手研究者や科学人材を育成するための教育を行う新プログラム
数理を基盤として新分野の自発的創出を促す理学教育プログラム
(略称:MACS (MAthematics-based Creation of Science) 教育プログラム)
を今年度より推進することになりました。
このたび、このプログラムを始めるにあたり、キックオフシンポジウムを開催してこのプログラムのご紹介とその思いを披露したいと思います。
多くの皆様のご参加をお待ちしています。
開催日時
2016年5月15日(日曜日)
14時00分~17時00分(18時00分から情報交換会)
開催地
理学研究科セミナーハウス
⇒アクセス 建物配置図(北部構内)【10】の建物
対象
本プログラムに関心のある方
定員
100名
プログラム
14時00分~ | 開会の挨拶、来賓の挨拶 文部科学省研究振興局基礎研究振興課/数学イノベーションユニット 粟辻康博(融合領域研究推進官) 京都大学総長 山極壽一 京都大学教育担当理事 北野正雄 |
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14時20分~ | MACS 教育プログラムの概要 理学研究科 國府寛司 |
14時30分~ | 招待講演「数学から応用へ、応用から数学へ」 東北大学原子分子材料科学高等研究機構(WPI-AIMR)准教授・ジュニアPI 平岡裕章 |
15時00分~ | パネルディスカッション「MACS に期待すること」 パネラー:森脇淳(理学研究科長)、平岡裕章、佐々真一、田中耕一郎、高橋淑子、坂上貴之 司会進行役:國府寛司 |
16時00分~ | スタディグループ企画説明 |
17時00分~ | 閉会の挨拶(その後、自由討論) |
18時00分~ | 情報交換会@数学教室108講義室 |
参加費
無料(情報交換会に参加される方は3000円の予定。学生は無料。当日受付でお支払いください。)
申し込み
事前申込不要(当日の参加も歓迎します。)
なお、事前に電子メールにて「お名前・ご所属等」をご連絡いただきますと、当日の受付がスムーズです。
問い合わせ先
MACS実施準備委員会
E-mail:macs*sci.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
主催
京都大学・大学院理学研究科